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センス不要!写真が上達するための3つの方法

センス不要!写真が上達するための3つの方法

こんにちは!プロフォトグラファーとして結婚写真や家族写真を撮影してるやまぐちたいしです。

この記事では、撮影テクニックではなく、写真が上達するための「考え方」と「習慣」をご紹介します。

機材もあって、露出や構図などの撮影技術が身に付いた方が、更に上達するための方法です。それではどうぞ!

1.はじめに

カメラ機材や撮影テクニックも写真を撮るためには重要ですが、最重要ではありません。

本当に写真が上手な人は、スマホでもいい写真を撮ります。

それはセンスがいいからではありません。
(ないよりはあった方がもちろんいいです^^;)
ただし、センスでどうにかなってるうちは盲目です。
なんか良い感じ〜って浮かれちゃいます。
ぼくも写真を始めた当初はそうでした。

センスがあると初速はある程度のスピードで成長しますが
その後、伸び悩みます。

じゃあどうするか。

「努力」です。

小学生から何度となく大人たちに言われてきた言葉ですが、
結局はそうですよね。何事も。

ただ「どう努力するべきか」はあまり教えてもらえません。
今回は、センスだけの写真から抜け出した?ぼくの『3つの方法』をお伝えします。

2.写真を上達させるための3つの方法


1)言語化する
2)真似する
3)制限する


今回はこの3点をお伝えします。
なんとなくイメージできる部分もあると思いますが、
具体的な方法についても触れていきます!

早速、「言語化」から進めていきます。

1)写真を言語化する

この"言語化"がその後の2つの起点となります。
「写真の言語化」
どういうことだと思いますか?

このご時世、インターネットやSNSで沢山の写真と出会うことができます。
日本だけでなく世界中のフォトグラファーの写真を見れる環境が手の中にあります!

きっと皆さんも好きなフォトグラファーの方のインスタをフォローしているんじゃないでしょうか。
そして、この写真好きだな!もしくは、この人の写真全部好きだな!と思ったことがあると思います。

その写真を

"どうやって撮っているのか"
そして"何故わたしは好きなのか","どういうところが好きなのか"

を紐解いていくことが「写真の言語化」です。
頭の中で自然とやってる方も多いかもしれません。

しかし、いざ文字に起こそうと思うと意外と言葉が出てきません。

そこが努力の1歩目です。

例えばこの写真を紐解いてみましょう。
生花で彩るフォトウェディング

"
シュチュエーションは夕方16時くらいでしょうか。
温かい色合いです。
光は被写体の左奥からきています(逆光)。
背景の入り具合から見て広角側のレンズで被写体との距離は近そうです。
2人が会話しているのか、カメラマンと話しているのか。
2人ともリラックスしていて、とても良い表情です。
後ろの低い黄色い花が写るようにポーズはしゃがんでもらったんでしょうか。
背景は近いですが結構ボケているのでF値は低めのようです。
"


このように上の写真を分解してみてました。

ここで重要なのは、正解かどうかではなく
より詳細に分析してみて文字にしてみることです!

そして、この中から自分が好きだなと思った要素を探ります。
光が好きなのか、画角が好きなのか、色合いが好きなのかetc..

色々ありますが、明確な要素を1つだけでも見つけることで
"なんとなく好き"から"確実なインプット"に変わります。

2)真似する

これはそのままですね。

自分の好きな要素を理解して、しっかりインプットしたら
アウトプット"撮るのみ"です!!

しかし「いざ撮ったけどなんか違う」ってなる場合はよくあります。
そうしたら、更にどこが違うのかを"言語化"しましょう。

トライアンドエラーです!

真似することに慣れてきたら

・少しオリジナルな部分を加えてみたり
・2つ以上の好きな写真の好きな要素を掛け合わせたり

と新しいステップに進んでみましょう。

この時点でかなりの上達をしているはずです!

3)制限する

"制限"の意としては
マラソン選手が高山でトレーニングするように
敢えて過酷な環境/状況に身を投じてみるという事です。

例えば、言語化した後に
"この画角が好き"とわかったとします。
その場合、その画角のレンズに絞って撮影していく。
という具合です。

他にも

・単焦点レンズだけで撮影してみる
・被写体の場所を変えずに5バリエーション以上撮る
・光が少ない森の中や夜の街で撮影する
etc


何でも良いので少し制限を掛けることで
工夫が必要になります。


この"工夫"が確実に"糧"になります!

中でも単焦点レンズを使用するというのは効果絶大です!
特に35mmや50mmの標準域のレンズがおすすめです。

何故かというと、広角や望遠レンズは人間の視界とは全く違うので
普通に撮るだけでインパクトがあって、なんか良い感じに見えちゃいます(笑)
一方で標準レンズの場合、"工夫"がないと普通に見えちゃうんです。
この"標準レンズ縛り撮影"は本当に良いトレーニングになります!!


もちろん撮りたいモノによるので一概には言えませんが、
人物撮影をさえる方にはとっておきのトレーニングです^^


ちなみに、すぐ上の写真を撮影した日は
限られた光源しかない森の中で35mmだけで撮影しました!
足元も悪くて過酷でしたが(笑)お陰で35mmの楽しさを知ることができました。


また、各メーカーともに標準域の単焦点レンズは比較的安価の物を取り揃えているので
チャレンジもしやすい条件だと思います!

各メーカーの標準レンズラインナップ

3.まとめ

センスに頼らずに上達するための3つの方法をお伝えしました。


・写真を言語化して、それを踏まえて真似する。
・敢えて難しい方を選んで工夫する。


最初にも書いた通り、色んな写真に出会える時代です。
その中から、好きな写真を見つけたら
"この3つの方法を試しては次へ、試しては次へ"
を繰り返して無限に上達していきましょう(笑)

生花で彩るフォトウェディング

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